一般社団法人農産物パレット推進協議会

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農産物の流通は、トラック輸送が大半を占めていますが、トラック業界は長時間労働や低賃金等、過酷な労働環境から深刻な人手不足です。殊に、農産物の輸送は、長距離輸送や出荷時の積み込みや荷降ろし待ちによる「拘束時間の長期化」、手積み・手降ろし等の「荷役作業の発生」、品質管理、多頻度納入等による「運行管理の不安定さ」等の理由により、ドライバーに負荷が生じるため、運送事業者から敬遠される傾向にあります。
この結果、ドライバーが確保できない皺寄せが物流の現場や企業経営の足かせとなるばかりか、国民生活や経済活動に必要不可欠な農産物の流通の維持に支障を来すことが懸念されるため、農産物サプライチェーン全体で一丸となって物流改善に取り組むことが急務です。

一般社団法人農産物パレット推進協議会(以下、本協議会)は、農産物の一貫パレチゼーションによる循環利用モデルを構築し、農産物サプライチェーンの「物流の効率化とトラック運送事業の働き方改革の実現」に資することを目的に2018年8月に設立しました。以来、生産者・生産者団体、農産物の流通事業者や物流事業者等の農産物流通に携わる関係者を幅広く会員とし、全国的な取り組みとなるよう活動をしております。

本協議会の目指す循環利用モデルは、複数のサプライヤーが所有するレンタルパレットを統一規格パレット(RFID付きT11型プラスチックパレット)として採用し、農産物のパレット輸送を一貫パレチゼーションとして推進しています。全国の産地が、必要な時に、必要な場所で、必要な数量のレンタルパレットを調達し、卸売市場や小売物流センター等にパレット輸送し、空になったパレットは一括で回収します。会員が相互に連携・協力しながら共同利用・管理の運用のしくみを構築することにより、産地ではパレットが安定的に確保でき、ドライバーは手荷役から解放されます。卸売市場や小売物流センター等はパレットが統一規格パレットで指定されるため取り扱いや管理がし易い等の様々なメリットが創出され、物流の効率化とトラック運送事業の働き方改革の同時実現を可能にするものです。

また、本協議会では、農林水産省の「平成31年度食品流通効率化促進事業のうち物流業務効率化モデル形成事業(パレット輸送等の取組事業)」も活用し、、パレットの共同利用・管理する循環利用モデルと適切な運営体制を構築し、パレットの紛失等を防止するほか、荷待ち時間・荷役時間等について2020年度末までに従来の30%削減を目指しています。

パレットの共同利用・循環利用モデルの基本ルール

  1. 1.対象範囲

    産地から卸売、
    小売または実需(製造、外食等)まで

  2. 2. モデルで使用するパレット

    統一規格パレット
    (RFID付11型プラスチック製パレット)

  3. 3.利用から回収、再利用までの流れ

    1. I.発荷主(産地、卸売)がレンタルしパレットで出荷
    2. II.物流事業者が荷と共に運び、着荷主に引渡し
    3. III.着荷主(卸売、小売、実需)が保管・返却
    4. IV.回収業者が一括回収し、レンタル業者が発荷主へ
      再びレンタル
  4. 4.パレット管理及び紛失防止のしくみ

    1. I.出荷から各流通段階のパレット移動情報をRFIDで
      把握・管理
    2. II.当該パレットの使用は、協議会の会員間での利用
      を原則とし、紛失防止・回収促進への取組みに協
      力する
    3. III.非会員への転送時の回収手法を構築し、入会を
      促進する

農産品の一貫パレチゼーション実現に向けたパレット循環利用モデル

農産品の一貫パレチゼーション実現に向けたパレット循環利用モデル

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